マウンドのプリンス*青空の下、ふたりでずっと*
――ピ―ッ!
相手からのサーブで試合が始まった。
うちの学校側のコートにサーブが来て、それをカットして、トスをして
最後に柏木先輩がスパイクを相手側のコートに打ち込む。
ボールは相手の選手がいない所に落ちて、点数が入った。
「わーー!柏木先輩ナイスキーです!」
「「ナイスキーです!」」
あたしはベンチの子たちと一緒にコートのみんなに声を掛けた。
そしてサーブ権がうちの学校に回ってきた。
それから順調に試合が進んでいって、得点は17-12でもう少しで20点代に乗れそうなところまでやってきた。