21歳の淡い夏

学校の昼休み。

わたしは萌から思いがけないことを言われた。

「由唯に紹介したい人がいるんだよね〜」

高校を卒業してから全く恋愛をしていなかった私にまさかの出会いだった。

「え?急になんで?誰ー?」

そう言うと萌は

「私の彼氏と大学は違うんだけどサッカーの共通の知り合いでさ〜」

話を聞いてるとたまたま友達と会った萌の彼氏は彼女の事を相談して写真を見せたところ隣に写っていた私を気に入ったらしい。

「でも、サッカー関係ってことはさ
水輝くんうるさそー。知り合いだろうし」

都が鋭いことを言ってくる。

そうだ。顔は知らなくても同じタメでサッカーをやっているどうしだ
名前くらいは知っているだろう。

っていうことは水輝はうるさいはず。

そう思ったが折角のチャンスだ。

私は萌にLINEのIDを教え相手にLINEをしてもらうように頼んだ。

ワクワクしていると

授業中LINEが届いた。

「高野雄星さんから新着メッセージです」

きた!



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