キミノトナリ
1章
これからはじまるのは
とても不思議な物語。
外をぼーっと眺めているのは
高校1年 飯島 紗綾。
趣味日向ぼっこ。静かそうなのに
喋り出すとうるさい不思議な子。
-キーンコーンカーンコーン―
『…………………………。んー…。
もー授業終わりか。』
またあの夢を見た。
またあいつの夢を…。
あいつとは私の忘れられない
とっても大切で大好きな人。