ずっとずっと好きでした～幼なじみと私の恋愛～

でも、隼人は私が待ち望んでいた言葉を言わなかった。



「あいつはただの幼なじみ、それ以上でもそれ以下でもない」



あぁ………



私の、勘違いだったんだね。



夢から覚めたような気分だった。



息が信じられないほどに苦しい。



失恋ってこんなに辛いんだね。



私はこれ以上聞いていられなくてプリントを持ったまま走って逃げた。



プリントの上にたくさんの涙の染みができた。



“すべて私の勘違い”その現実を分かりたくなくて涙が枯れるほど泣いた。