ずっとずっと好きでした~幼なじみと私の恋愛~
唇を離すと寂しそうに俺を見つめてきた。




マジで誘ってんの?





いやいや、菜緒に限ってそんなことはないはず。





………天然って恐ろしいな。




「そんな寂しそうに見つめると襲うよ?」




俺は自分を抑えるためにわざとらしく言った。




案の定茹でだこのようになっている。




「冗談♪」



そう言うと菜緒はホッとした顔になった。


いや、半分本気だったけどね。
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