僕の幸せは、星をめぐるように。
あの日も
いつものように何の恐怖もためらいもなく、
そこへ飛び込もうとした。
今でも、時々思い出しては、胸が苦しくなる。
その砂場で、声が出せないほどのリアルな痛みにもだえ苦しむ自分。
『あーあ、これじゃあ次の大会は無理でね?』
『まーじ残念ですねー。ト・シ・ミさん』
そんなわたしを
光が灯っていない目で嘲笑う、仲間、だと思っていた人たちの姿を。
わたしはもう飛んではいけないのだ。