僕の幸せは、星をめぐるように。
「次第にみんな疲れてきたのか、親に怒られたのか知んねーけど、あたしが元凶ってことになって、みんなにチクチク責められて。
で、結局、最後は先生が不要物とみなして、キャラグッヅを学校に持ってくるの禁止になって終了」
「えー。それっておかしくね? 別にユカチンは何も悪くないべ? しかも単に禁止にするって何も解決にならないじゃん」
先生がその問題をシャットダウンしてくれたんだろうけど。
うーん。
そのやり方は、半分しか賛成できないなあ。
「一応、そのおかげでクラス内ゆるきゃらフェスは終了したけど……。
結局あたしが悪いってことですか、そうですか。はいはいワロスワロス、って感じ」
ボブの髪の毛を巻き込みながら頬杖をつき、再びため息をつくユカチン。
中学の頃のわたしと、少し被っているように思えた。
今のわたしがもしユカチンの中学にいたとしたら、ユカチンはきっと孤独な思いをしないですんだのだろう。
わたしとだったら、ユカチンも好きなように日々を送れるはず。
むしろ好きなようにして欲しい。
その方がたぶん、わたしも楽しいから。