それでも愛してる
異変
『希美ー朝だよ』
「あー本当だー、ありがとう」
『いいけど、大丈夫?仕事休んだら?
最近、体調悪いんじゃない?』
「大丈夫だよー平気平気!」
『俺は希美を心配して言ってるんだよ?
希美に万が一の事があったら俺、壊れるかもしれないよ?お願いだから体調を考えて』
俺は希美が本当に心配だった
最近ボーッとしてることが増えてきてる
「うん、そうだよね。私だけの身体じゃないもんね。」
『うん、分かればいいよ。まぁ、ゆっくりしてて?俺は仕事に行くけど、大丈夫だよね?なんなら俺も休もうか?』
正直、ここで休んでって言ってほしいなー
「ダメだよ!慶介は、社長なんだから!
ちゃんと仕事して来て!」
『なんだよー。休んでって言ってくれたら超ー甘々な看病をしようと思ったのになー』
「そんなの必要いりませーん!」
『希美が酷くなってる!キスぐらいさせてくんね?』
「仕方ないなー///いいよ」
「ッチュ」
『ごちそうさま』
「行ってらっしゃい」
『行って来ます』
はぁー俺が居ない間に倒れたりしねぇーよな?
なぁ希美。俺はまだ希美と生きて
色んな所に行きてーんだよ?だから、
生きてほしい。これから、どんな治療をすることになったとしても。