私の家に住む猫



神『試練じゃ。怖がるくらいなら誰にも出来る。それを乗り越えてみよ。必ず楽しい人生が待受けている…。』
 
 



神様は、そう言って、杖を軽く振った。
 


その途端、辺りは金色の世界に染まった。
 
 



神『ワシは此処やで失礼する…。』
 
 

恋『あのっ……!』
 
 

神『最後に一つ、空夜の呪いは、お主にしか解けぬ。』
 
 

恋『えっ…!?』
 
 



神様は、そう言って、姿を消した。
 
 

辺りは、金色の世界ではなくて、普通の自宅のリビングに戻っていた。
 
 



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