私の家に住む猫



クゥは、びっくりするように起きた後、ジッと恋歌を見た。
 
 



恋『起こしちゃってごめんね。できたよ。』
 
 



そう恋歌が言うと、おとなしくテーブルに座って食べ始めた。
 
 

もちろん、喋る事は出来ないから黙々とオムライスを食べ続けている…。
 
 


美味しい…かな…??
 
 



恋『………………』
 
 



男の子は苦手だけど…
 


一人じゃないってのは


心地が良い…。
 


寂しくもない。
 


誰かか側に居るッて思うだけで
 


安心できる…。
 
 



恋『クゥ!』
 
 

空『…??』
 
 

恋『何があって此処に来たのかは分からないけど、家に来てくれてありがとう。これからも…よろしくね。』
 
 



笑顔で…



御礼なんて言ったの
 
 

すごく久しぶり…。
 
 



空『――。』





この時、クゥが少し微笑んだ事を
 


恋歌は知らない。
 
 
 


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