私の家に住む猫
物音の方を向くと、必死になってたのか、焦っている空夜の姿があった。
恋『寝てたんじゃ…。』
恋歌がそう言うと、安心したのか少しずつ恋歌の方に歩いていき、頬に手を添えた。
恋『クゥ…。』
―――ピンポーン…
ビクッ…。
時計を見ると
am 0:20
まだ早いのに…。
―――ダンダンダンダンッ…。
『おい!居るんだろッ!!早く出てきやがれッ!!』
玄関を叩く音とともに聞こえる声…。
. . .
間違なくあいつだ。
取り敢えず…
クゥだけでも隠さなくちゃ…。
クゥは何が何なのか分からないように、玄関の方を向いていた。