私の家に住む猫





が、
 
 



痛みは全然こなかった…。
 
 

恐る恐るもゆっくりと瞼をあけた。
 
 
 


恋『クゥ………。』
 
 
 


振り上げた手を強い程に握り、怒りに満ちた顔のクゥの姿があった…。
 
 
 


助けて…くれた…??
 
 
 


『おい恋歌ッ!!!誰だよコイツ!!!』
 
 
 


手の痛みか、顔を歪ませながら叫んでいる…。
 
 
 


恋『優には…関係ないじゃない…。』
 
 
 


久しぶりにこいつの名前を呼んだ…。
 
 

自分で言っておいて
虫酸が走った…。
 
 

気持ち悪い男の名前を…。
 





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