私の家に住む猫
玄関に出ないと、翌日まで玄関先に居る…。
ストーカーのように。
開ける度に殴られる。
普段見えない所にはもちろん、
見える所にも容赦なく痣をつけていく。
身体だけは守ってきた。
学校にも行かず、
バイト三昧の毎日。
バイト帰りに、同じ学校の生徒達が、噂をしていた。
私と優の…噂。
学校でも、
噂は広まっているようだった。
何処にも居場所はなかった。
あるとしたら、バイト先と自宅。
楽しい時間なんて…無いに等しい。
私は、"黒"だけの世界に居るような感じだった。
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恋『これが私の過去。』
まだ話したい事はたくさんあった。
でも今はこれで精一杯。