私の家に住む猫



恋『…………????』
 
 

神『人は試練をこえていかなけりゃならぬ。それがどんなに辛い事でもな。』
 
 

恋『はい…。』
 
 

神『辛い事の先には、必ず楽しい事が待っている。何年かかろうともな…。』
 
 



神様は、雲の上から降りて、ゆっくりと恋歌に近付いた。
 
 



神『お主は、一人で寂しかったんじゃな…。慣れたとは言え、寂しくないのは、ただの強がりじゃ。』
 
 

恋『……………。』
 
 

神『そこでだ。そんなお主に、この猫を預ける。』
 
 



神様は、隣りに居た男の子を、グッと恋歌に近付けた。





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