私の家に住む猫



兼『相当、紅月さんと一緒に居たいんだね。』
 
 

恋『……へ??』
 
 
 


そりゃ…、"主人"ッて事になってる…から??
 
 

実際に"猫"じゃなかったら、



離れたくて仕方ないかもしれないし…。
 
 
 
もし、離れたくて仕方ないなら…
 
 

少し…悲しい。
 
 
 


兼『紅月さん??』
 
 

恋『あ…私、店の外、掃除してきますね。』
 

 
兼『え??ああ…うん。』
 
 
 
 

 "当たり前"じゃないんだよね…。
 
 

クゥが私の近くに居るのも、
 
 

神様に"まじない"をかけられたからであって。





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