SHINTO PRIEST2
第3話 日常
ー「こちら、A班。少年1人確保。繰り返す、少年1人確保!」
その日は雨だった。その雨の匂いに混じって血の匂いがする。とても気分が悪くなる。荒川孝は現場検証を終えたばこをふかしていた。
そこにもう一人の男が寄ってくる。
「荒川さん、見ました?現場」
「あぁ」
ひどいものだった。
たくさんの子供達の死体。
これまでたくさんの死体を見てきたがこれが1番最悪である。
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