SHINTO PRIEST2
「あんたさぁー」
「なんだよ」
「トモダチとか作んないの?」
トモダチその一言で煌は少しムッとする。
「別に」
「あんたは不幸面で天パでどうしようもないやつダケド」
「うっせ」
「でも優しくて暖かくてトモダチなんてあっという間ににできるじゃない!」
と蒼い目をキラキラさせながら語ってくる。
でも
「余計なお世話だ」
「もしかしてあんた」
「……」
「昔みたいに失うのが怖いわけ?」
「は?なんでお前」
「あんたの過去は悪いけど調べさせてもらってる。あんたは8年前友達を失ってそれ以降から話さなくなったって」
「……」
「でもそれは過去の事で今は」

わかってるこいつは俺の為を思って言ってくれてる

「ね!せっかく高校生なんだし楽しまないと」

わかってる

「過去には何もないんだよ」

限界だった
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