SHINTO PRIEST2
蓋をしていた黒いものが心のそこから溢れ出す。
「だからね」
「うるせぇぇぇぇぇえ!!!!」
限界だった。
「えっ!?」
「てめぇは何もわかっちゃわかっちゃいねぇ!大切な人を無くす思いもそれを守れなかった思いも!!!」
「…」
「それに俺は失ったんじゃねぇ俺はこの手で」



殺したんだ


「悪い」
そう言い煌は教室から出ていってしまった。

一人になった千春は


「わかるよ、大切な人を無くす思い」


「だからこそあんたと友達になれる気がしたのに」
< 15 / 20 >

この作品をシェア

pagetop