SHINTO PRIEST２

「煌ちゃんの言う通りですよ！」
「お、俺意味のないもの買ってないよ」
「ではあのベンチプレスは何？」
茜が指をさす方には先月孝が買ったベンチプレスがホコリをかぶって眠っている。
「いや、あれはや、やろうと思ったんだけどね、なんていうかねえー」
「仕事行きなさい」
と一括された。
時計を見るともう8時を回っている。
煌もそろそろ時間だ。
すくっと立ち上がりバックを手に取り
「んじゃ親父、お袋行ってくるわ」
といい玄関に向かう。
「行ってらっしゃい」と
茜が笑顔で送り出す
「お兄ちゃん！今日は遊び行っていい？」
すると煌が
「あのな！お前中学あるだろ」
「ちぇー」
と美月が拗ねる。
ガチャっとドアをあけ家を出た。