そこにいる
「『関係ナイ』

という言葉は、いわばこの人間社会を作ってきた人類と、

それを創造した神に対する『冒涜』の言葉です。

絶対に使ってはならないのです。

ですので、最も苦しい死に方をゲーム開始時にインプットしておくのですよ。

その言葉を使った時点で肺を破裂させるのです。」



「・・・そんなやり方が・・残酷すぎるって言ってるんだ・・・」



「そうでしょうか。

私はハッキリしていて分かりやすいと思うのですが・・・


それはそうと、アナタも49日が刻一刻と迫っておりますね。

でも、まだゲームに参加させた方はいませんね。」


「・・・・・・」


正直、僕は焦っていた。


このゲームに参加させるという事がどれだけ残酷な事か、僕は知ってしまってから、尚更誰かを誘うなど到底考えられなかった。

しかも、周囲はゲームに参加していると思われる人たちばかりで、身動きがとれない状況だった。


「でも、朗報をお持ち致しております。

アナタに今回、勝利者になるためのミッションを1つお持ち致しました。

48時間以内に、NGワードを平気で使う方を見つけて頂けましたら、あなたを高杉様と同じ勝者にさせて頂く事としました。

今回限りの企画です。

48時間ですよ。

よろしいですね。」






僕は、これ以上何も失いたくなかった。





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