初めての恋はあなたと。 「その後」を追加しました
会話が終わり、スマホを耳から離してベッドに倒れこんだ。

頭の中では、お願いしてしまったこととか金曜日に会うこととか、いっぱいいっぱいになっている。

しかし一番頭の中を占めているのは、


「私江崎課長のこと何て呼んだらいいんだろう…」


下の名前…は最初からハードル高いよね。じゃあ江崎さん?
…なんか違う?


こんな調子で悶々と考えていたせいか、お母さんの呼ぶ声に気付かなかった。

用事は江崎課長のこと。
伯母さんが電話で、江崎課長から付き合うことになったと聞いたらしい。

江崎課長もう言ったんだ。
というか…私と江崎課長付き合ってるんだ。
なんか想像していたのと違うような。



…まぁ夢を見過ぎていたのかもしれないけど。
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