初めての恋はあなたと。 「その後」を追加しました
…ちょっと待って下さい。
私飲み会での記憶半分以上はないんですけど!
特に原さんに出された飲み物を飲んだ後は。


「覚えてないか?」

「えっと…はい、私何を言ってました?」


恐る恐る聞いてみると、江崎課長は意地悪く笑った。
まるで子供みたいに。


「俺のことをバカって言ったり、意味分からないって言ったり」


江崎課長は途中で言うのを止めて私の耳元に口を近づけた。
そして、


「大好きだって言ったな」

「…えぇ!?嘘ですよね!?」

「嘘だと思うなら有村に確認したらいい」


あの江崎課長がこんな場面で嘘をつくわけがない。
ということは、酔った私はとんでもないことを言っていたらしい。

あぁ私のバカ!!


「千夏、答えてくれないか?」


この言い方はずるい。
私が断れないって知っているからこそ言えるのだ。

当然この時も断れるわけなく。


「…私は江崎課長のことがどうしようもないぐらい大好きです」


顔から火が出るぐらい恥ずかしい告白をしたのだった。


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