スイートラブライフ
「よ、世の中のカップルは大変なんですねぇ」
視線を合わさずに何とか感想を述べてみたけれど、そんなことで彼が納得するはずもなく。
「『大変ですねぇ』じゃないよ。僕たちだって世の中のカップルなのに」
不服そうに唇を尖らす。
「で、でもここに書いてあるようなこと、いつもオミ君してくるじゃないですか!」
恥ずかしいのを我慢してここぞとばかりに抗議する。
「でも嫌じゃないでしょ? 気持ちいいでしょ?」
覗きこまれて「ね? ね?」と聞かれる。
確かに否定はできない。彼は私が初恋だとは言ったけれどあっちのほうは、もうベテランで……。いつも最後は翻弄されて終わっている。
佐和子先輩に相談したら、「“いい”んだったら良いじゃない」と良く分からない答えが返ってきて以来、もう深く考えないようにした。
「でも、だからってこれ以上他にどうすればいいんですかっ!?」
彼の意図がわからず、にこれは日常的にだけど、尋ねる。
「他にって、まだまだ色々あるでしょ。あ~んなこととか、こ~んなこととか」
意味ありげな視線を向けて指をからめてくる、大倉さんの脳内を想像すると震えが止まらなくなるので、ここはあえて何もわからないままでいようと決めた。
「これ、これなんてどうかな。初心者のミィにぴったり」
視線を合わさずに何とか感想を述べてみたけれど、そんなことで彼が納得するはずもなく。
「『大変ですねぇ』じゃないよ。僕たちだって世の中のカップルなのに」
不服そうに唇を尖らす。
「で、でもここに書いてあるようなこと、いつもオミ君してくるじゃないですか!」
恥ずかしいのを我慢してここぞとばかりに抗議する。
「でも嫌じゃないでしょ? 気持ちいいでしょ?」
覗きこまれて「ね? ね?」と聞かれる。
確かに否定はできない。彼は私が初恋だとは言ったけれどあっちのほうは、もうベテランで……。いつも最後は翻弄されて終わっている。
佐和子先輩に相談したら、「“いい”んだったら良いじゃない」と良く分からない答えが返ってきて以来、もう深く考えないようにした。
「でも、だからってこれ以上他にどうすればいいんですかっ!?」
彼の意図がわからず、にこれは日常的にだけど、尋ねる。
「他にって、まだまだ色々あるでしょ。あ~んなこととか、こ~んなこととか」
意味ありげな視線を向けて指をからめてくる、大倉さんの脳内を想像すると震えが止まらなくなるので、ここはあえて何もわからないままでいようと決めた。
「これ、これなんてどうかな。初心者のミィにぴったり」