スイートラブライフ
にっこりほほ笑まれて指差したのは『たまには裸エプロンで彼を誘惑』と書かれた項目で。
「む、無理です」
ぶんぶんと頭を振って拒否する。
「え~僕、セクシーなエプロンつけたミィに誘惑されてみたい」
綺麗な目で上目づかいされるとあやうくほだされそうになるけれど、ここはいつものペースに乗せられてはならない。決して!
「セクシーなエプロンってどういうのですか? 私普通のしか持ってないです」
「僕が買ってきたらしてくれる?」
おねだりされても無理なものは無理。
「無理ですっ! どうして私だけそんな恥ずかしい思いしないといけないんですか!」
私にとって絶対に負けられない戦いがここにある。
いくら好きな人にお願いされても、できることとできないことがあるのだ。
「じゃあ、今からふたりで恥ずかしいことしようか?」
急に声がワントーン低くなり、彼が身にまとう雰囲気が今までのものよりも艶やかになる。
私の両頬を骨ばった大きな手で包み、チュッと小さなキスをひとつ落として見つめてくる。
情熱が込められたその視線に、私の体の温度が急激に上昇した。
この雰囲気にいつになったら慣れるんだろう。
「は、恥ずかしいことって?」
「わかってるくせにー!」
「む、無理です」
ぶんぶんと頭を振って拒否する。
「え~僕、セクシーなエプロンつけたミィに誘惑されてみたい」
綺麗な目で上目づかいされるとあやうくほだされそうになるけれど、ここはいつものペースに乗せられてはならない。決して!
「セクシーなエプロンってどういうのですか? 私普通のしか持ってないです」
「僕が買ってきたらしてくれる?」
おねだりされても無理なものは無理。
「無理ですっ! どうして私だけそんな恥ずかしい思いしないといけないんですか!」
私にとって絶対に負けられない戦いがここにある。
いくら好きな人にお願いされても、できることとできないことがあるのだ。
「じゃあ、今からふたりで恥ずかしいことしようか?」
急に声がワントーン低くなり、彼が身にまとう雰囲気が今までのものよりも艶やかになる。
私の両頬を骨ばった大きな手で包み、チュッと小さなキスをひとつ落として見つめてくる。
情熱が込められたその視線に、私の体の温度が急激に上昇した。
この雰囲気にいつになったら慣れるんだろう。
「は、恥ずかしいことって?」
「わかってるくせにー!」