スイートラブライフ
そう言うとすぐに私を抱えあげて、寝室へと向かう。

そして私を優しくベッドへ下ろすと、ニコニコと笑顔で私に話かける。

「さてと、今日はどんな楽しいことして遊ぼうか? そうだ『大好きな彼に私から……』実践しようか?」

「ハ、ハードルが高すぎる気がします」

「ねぇ、ミィ目標はね、高いほうがいいんだよ」

まるで教師のように諭されても困る。

「もう、じゃあ今日は僕がお手本見せるからね。次はミィが頑張ってよ」

熱いキスをされながらの会話に、私の思考回路はすでにショートしていた。

「…んっ、はい」

そう返事をするとニヤリと大倉さんが笑った気がした。

「あぁ、次はミィから誘惑されるのか~考えただけでも興奮してきた」

「え? なんか話が……」

「ダーメ。ちゃんと約束したからね。大丈夫、今からちゃーんとお手本みせるからね」

耳朶を甘噛みされながらささやかれると、逆らうことなどできるはずもなかった。

あ~次、私どうなっちゃうんだろう……。

しばらく悩んでいたけれど、大倉さんの熱いカラダに溶かされて、私の思考は完全停止。甘い時間に漂い続けた。
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