スイートラブライフ
キッチンから小気味よい音といい香りが漂ってくる。ついでに鼻歌まで流れて来た。
今日は出汁の匂いがするから和食だ……。そんな風に考えながら重い体を手でささえて起き上がる。
私が最後に時計を確認したのが深夜の三時半。
オミ君が朝ご飯を準備しているってことは、今は七時半ぐらいかな。
それからもゴニョゴニョしていたので正直あまり眠れていない。――なのに彼は何故あんなに元気そうなの……。
最近私の生気が全部吸い取られていっている気がするんだけど気のせいかな……。
そんな風に思いながら、サイドテーブルに置かれていたパジャマを身につけた。
ん?オミ君のパジャマが残ったままだけど……?
不思議に思ってキッチンへと向かう。
ダイニングに足を踏み入れて、とたんに違和感を覚える。というか、違和感しかない。
……裸だ。
私寝ぼけてるんだよね? まさかキッチンで裸でフライパンを握る人なんているわけないじゃないの?
私は目をこすって、もう一度見てみる。
やっぱり、裸だ。
「あの、オミ君何か身につけてください。裸で調理しないでください」
非難する私に彼は不服そうな顔をむけた。
「心外だな。裸だなんて。ちゃんと着てるよ。ほらっ!」
そう言いながらカウンターキッチンから出て来た彼を見て私は言葉を失った。
今日は出汁の匂いがするから和食だ……。そんな風に考えながら重い体を手でささえて起き上がる。
私が最後に時計を確認したのが深夜の三時半。
オミ君が朝ご飯を準備しているってことは、今は七時半ぐらいかな。
それからもゴニョゴニョしていたので正直あまり眠れていない。――なのに彼は何故あんなに元気そうなの……。
最近私の生気が全部吸い取られていっている気がするんだけど気のせいかな……。
そんな風に思いながら、サイドテーブルに置かれていたパジャマを身につけた。
ん?オミ君のパジャマが残ったままだけど……?
不思議に思ってキッチンへと向かう。
ダイニングに足を踏み入れて、とたんに違和感を覚える。というか、違和感しかない。
……裸だ。
私寝ぼけてるんだよね? まさかキッチンで裸でフライパンを握る人なんているわけないじゃないの?
私は目をこすって、もう一度見てみる。
やっぱり、裸だ。
「あの、オミ君何か身につけてください。裸で調理しないでください」
非難する私に彼は不服そうな顔をむけた。
「心外だな。裸だなんて。ちゃんと着てるよ。ほらっ!」
そう言いながらカウンターキッチンから出て来た彼を見て私は言葉を失った。