溺れる蝶

次の日の朝

月曜日はなにかと憂鬱だなぁ

「ねぇ玲央知ってる??今日新しい先生くるって!」

友達のミホが興奮気味に詰め寄ってくる

「へぇー、知らなかった」

「かっこいい人がいいなぁ〜♪」

「ミホあんた彼氏いんじゃん」

彼氏とはまた別物だよ!!とぷんぷんしているミホ

くせっけのふわふわな髪がよく似合って可愛い

「玲央は好きな人とかいないのー?」

「いなーい」

だって男なんて皆同じなんだもん

「もったいなーい!玲央すっごく美人なのに!!!」

「美人じゃないし」

がらっ

「席につけー。臨時できた副担任を紹介するー。」

みんながざわざわし始める

私は携帯を開いて次の援助の予定を考えていた

ガラッ

ざわっ

その先生が入った瞬間、クラスの空気が変わった

まぁ、興味ないけど
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