雨の日の出来事




「センパイ、動揺してるのバレバレ。
てか、前にタメ口でもいいって自己紹介で言ってたのセンパイじゃん。」




「なっ、それは仲良くなりたいから言ったわけで、別に宮本くんとは普通に仲良いじゃんっ!」



私がそう言うと宮本くんはため息をついた。



「本当、センパイは減らず口っすね。
うるさいです。その口、喋れないようにしてやるよ。」




「は?なに言って……んっ!」



唇が塞がれる。



「や…なに…して…っ………」



「喋んないで。」



そう言われてまたキスされる。
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