「孤独」と「闇」の間で少女は笑う
「おい!まてよ!み、『違う』…は?」

『違う』

「何がだよ」

『名前だよ、偽名を作る』

「ほう、それまたなんで?」

ちょ、そんなに細かく聞く?

てか、偽名を使うっていったら、名前を隠すためだとか、ハッキングされないようにとか、いろいろあんじゃん、

『………』

「あ、、すまん、どうぞ」

流石に諦めたか、、

ふっ、勝った(何に?)

『うん、いい?身長差とか、いろいろ考えて、私たちは兄弟ってことにするから、顔にてるし大丈夫でしょっ、で、私が妹で、あんたが兄だよ、名前はー、ウチがねっ!鳳城 恵未 〜ほうじょう めぐみ〜 そんで、あんたが、鳳城 恵璢
〜ほうじょう めぐる〜 おっけ?ちゃんと覚えてよ』

「OKだ!なんかいいな、兄弟か」

『キモい』

楽しむためにやってるんじゃないっての

「あーーーー、楽しみ」

……聞いてない、、

『、、はー、一人称、私にするから、それと、修二のことは、恵璢兄様か、お兄様って呼ぶからね、慣れてよ?変なこと想像したりしないでね、あ、あとね、男女平等にお坊っちゃま演じといて、私はお嬢様演じなきゃね。』

「おい!だれも、お前にお兄様ーなんて呼ばれて興奮するやつなんていないっつうの、自惚れんな!」

『はぁ!?自惚れてないし!ふざけんな!、、とにかく、失敗だけはしないで』

「……分かったよ、ちっ、なんで、悪魔なんかに優しくしねぇーといけないんだよ」

『同感』

「まぁまぁ、お二人とも落ち着いてくださいよ、別に皆と仲良くならなくちゃいけないなんてことはありませんので。S-1は、財閥関係の子供達が集まっているので比較的に大人しい方です。けどたまに病院送りになる子がいるそうですから、皆と仲良くって方が難しいんじゃないでしょうか」

うわ、すごいな、、教師の話を聞いていてそう思った

「まぁ、努力はするよ、」

嫌々ながら頑張ろうとする修二

修二が頑張るなら、、

『私も』

「ふむ、頑張れ、私も協力させてもらうよ、」

……協力ね、

信じてもいいのか?

いや、、こいつは九尾の仲間だ……

「おう!まじか!よろしくなー!先生」

『えっ!?ちょっ!修二!』

"大丈夫だ、信用したわけじゃねぇーよ、協力するってことは、利用されてもいいってことだろ?"

あぁ、成る程ね、、

"…りょーかい"

『まっ、そーゆうことだからよろしく先生』

「小夜魔とお願いします、そろそろ、教室に着きますよ」

『わかった』

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