「孤独」と「闇」の間で少女は笑う
「あー、そういや、小夜魔も妖なんだってな、俺らの怨念聞こえてるのか?」

ちょ、今頃?今までの会話で察しろよ、

「はい、もうバッチリ」

修二の問いに満面の笑みを浮かべて答える

笑顔すぎて怖いんだけど、、

「そ、そうっすか」

『因みに、小夜魔は殺し屋じゃないから、下手に情報を流さないでね』

「え!?マジか、、りょーかい」






この世界には、三つの生物が共存しあっている、一つは人間、一つは妖、一つは半妖

人間は人間から生まれる、妖は妖から生まれる、しかし、半妖には二つのパターンがある、人間と妖から生まれるか、人間から妖になるか

私は人間から半妖になった一人だ、あぁ、違う、なったんじゃない、ならされたんだ、、

家族から捨てられたあと、変な男共に拉致された、気づけば、研究室の台の上に寝かされていて

無理やり改造され、、

目が覚めたときには、半妖になってた、最初は受け入れられなかったけど、無理矢理って言葉を考えると、怒りが抑えられなくなって、研究所一つ、丸ごと消してしまった

その後だ白鴎と出会ったのは、だが、彼らは私のことを知らなかった、だけど、多分ご主人様は気づいていて、私に近づいた

だって組織の中は、みんな、妖だったから

そこで、修二にあって、ユリにあって、いろんなことを知った、、

人間なんて要らないこと

人間は、バカだということ

人間は、妖を道具としてしかみていないこと

人間は、妖の人権を奪ったこと


非道で、最低な奴らだということ、、

たくさん教えてもらった、、

そして

絶望感をまた味わった

私も人間の駒になってしまったんだ、

そんな風に毎日考えてた

だけど、ご主人様が私に行ってくれたんだ

「未唯は道具じゃない、未唯は俺らの仲間だ、だからもう、人間なんかに、縛られなくていーんだよ、気楽に生きろ、な?」

って、ほんとに嬉しかった、初めて私の存在を認めてくれて、そういう人に出会えて、、

今すぐにでも、人間を全滅させてやりたがったが、アンデッドスカイには、あるルールがあった
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