「孤独」と「闇」の間で少女は笑う
千代が話おわって少女が納得すると、他の奴らが発言する前に小夜魔に話しかけた

「先生、あの、私達の席を教えてくれませんか?」

「ん?おお、そんだな、恵未が、窓側の一番後ろで、恵璢はその隣な、千代は二人のそばなら何処でもいいからな」

「はい、ご丁寧にありがとうございます」

小夜魔に軽く頭を下げると席まで移動した

私が座ると、修二が座り、千代は丁度真ん中に来るぐらいの位置で後ろに立っている

「よし、んじゃ、ホームルーム終わりな、先生読んでくるから待ってろ」

小夜魔が部屋を出た後

私達も席を立ち、教室を出た

"何処行くんだ?"

"ん?あぁ、屋上だ"

"入れるの?"

"うん!入れるよーん、私の指紋登録してもらったんだ!"

"なぜ指紋"

"さあ?ユリしってる?"

"小夜魔の話が、侵入者防止のため、全ドア指紋認証にした、とか言ってたな、事件があったらしいがそこまでは聞いてないぞ"

"なんで気かねぇーんだよ!そこ重要なとこだろ!?"

"どうでもいーじゃん、てか、この学校のこと知ったところで私達には関係のないことなんだから"

"えー、そりゃそーだけど、めっさ気になるし"

"修二ってうざいよな、だから未唯に嫌われるんだぞー"

"はぁ!?んなこ…"

"そーだよ"

"クスクスっ、だってさ"

"ユリ!てめぇ一々うるせーよ!未唯も同意すんな!……………傷つくし"

"きゃぁー!女々しいな!"

こいつらは、、はぁー、

うるさすぎてかなわん、といった表情をして、怨念を切断した




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