やさしい手のひら・後編
「待って由里」
どんな顔をして会えばいいのか戸惑ってしまう
「ほら、入るよ」
「う…ん」
ガラッ
ベットに座り、雑誌を読んでいる凌がいた
足、足は?
私は凌の足を見てみる
でも布団の中に足が入っていて、わからない
「亜美…」
「元気…だった?」
気まずいまま別れてしまって、目を合わせづらい
「ごめんな…この間」
「ううん」
聞いてみよう。足のことを…
「凌…足は…」
凌は自分の足を眺め
「見てて」
そう言って布団を捲った
緊張が私の体を支配し、掌に汗が滲んでくる
由里を見ると由里は静かに微笑んでいた
息を飲み、黙って凌の足に集中する
動いていますように…
それだけを祈っていた…
どんな顔をして会えばいいのか戸惑ってしまう
「ほら、入るよ」
「う…ん」
ガラッ
ベットに座り、雑誌を読んでいる凌がいた
足、足は?
私は凌の足を見てみる
でも布団の中に足が入っていて、わからない
「亜美…」
「元気…だった?」
気まずいまま別れてしまって、目を合わせづらい
「ごめんな…この間」
「ううん」
聞いてみよう。足のことを…
「凌…足は…」
凌は自分の足を眺め
「見てて」
そう言って布団を捲った
緊張が私の体を支配し、掌に汗が滲んでくる
由里を見ると由里は静かに微笑んでいた
息を飲み、黙って凌の足に集中する
動いていますように…
それだけを祈っていた…