やさしい手のひら・後編
「亜美、しっかりして」
体を揺さ振られ、我に返る
「なんか信じられなくて…やり直すことできないのに…わかっているのに心のどこかで、もしかしたらって希望持ってたりして…。私、だめだね。新くんいるのに、健太のことになるとすぐフラフラしちゃって」
「亜美…」
「でも健太が結婚したら私、やっと忘れることができるような気がするんだ」
私は微笑みながら、輝く星を見ていた
結婚、夫婦になること
そんな隙間に私が入る場所なんてない
どこで私と健太の歯車は狂ったのかな…
遠い彼方向こうの星を眺めると、私の目尻から涙が流れていった
叶わない夢、叶わぬ思い
星に願いを叶えれば私の願い、叶えてくれるのかな…
体を揺さ振られ、我に返る
「なんか信じられなくて…やり直すことできないのに…わかっているのに心のどこかで、もしかしたらって希望持ってたりして…。私、だめだね。新くんいるのに、健太のことになるとすぐフラフラしちゃって」
「亜美…」
「でも健太が結婚したら私、やっと忘れることができるような気がするんだ」
私は微笑みながら、輝く星を見ていた
結婚、夫婦になること
そんな隙間に私が入る場所なんてない
どこで私と健太の歯車は狂ったのかな…
遠い彼方向こうの星を眺めると、私の目尻から涙が流れていった
叶わない夢、叶わぬ思い
星に願いを叶えれば私の願い、叶えてくれるのかな…