やさしい手のひら・後編
あれから健太と会うことはなかった
教会に行った日の次の日には、二人の結婚が報じられた
嫌でも耳に入ってきた健太の結婚
避けては通れない道でどこへ行っても二人の話題でいっぱいだった
耳を塞いでも目を閉じても、世間は人気カップルの結婚を黙っていることなく、私には辛い毎日だった
本当にさよならをしたんだ・・・と、やっとその時現実を受け入れた
もう私の所には戻ってこないと考えただけで、苦しくて一時は仕事を2~3日休んだこともあった
でも、今は何もなかったように過ごしている
私の隣には・・・
あの時健太が言った通り、新くんといる
あの日の出来事を私と健太だけの秘密として心の隅に閉まってある
私が健太にずるいと言ったように私もずるいかもしれない・・・
でも今は新くんのの隣にいることが当たり前のようになっていて、私は居心地の良い毎日を送っている
現実に背を向けず、真っ直ぐ歩んできた
この2年で私もだいぶ大人になった
私より先に幼稚園に入っていた夏希先生は結婚のため退職してしまった
そうやって人は生涯共にする人と巡り合い、幸せを掴んでいくんだね
教会に行った日の次の日には、二人の結婚が報じられた
嫌でも耳に入ってきた健太の結婚
避けては通れない道でどこへ行っても二人の話題でいっぱいだった
耳を塞いでも目を閉じても、世間は人気カップルの結婚を黙っていることなく、私には辛い毎日だった
本当にさよならをしたんだ・・・と、やっとその時現実を受け入れた
もう私の所には戻ってこないと考えただけで、苦しくて一時は仕事を2~3日休んだこともあった
でも、今は何もなかったように過ごしている
私の隣には・・・
あの時健太が言った通り、新くんといる
あの日の出来事を私と健太だけの秘密として心の隅に閉まってある
私が健太にずるいと言ったように私もずるいかもしれない・・・
でも今は新くんのの隣にいることが当たり前のようになっていて、私は居心地の良い毎日を送っている
現実に背を向けず、真っ直ぐ歩んできた
この2年で私もだいぶ大人になった
私より先に幼稚園に入っていた夏希先生は結婚のため退職してしまった
そうやって人は生涯共にする人と巡り合い、幸せを掴んでいくんだね