やさしい手のひら・後編
私の誕生日の日、モデルの仕事でスタジオに来ていた
健太と別れたことをみんな知っているのに誰もそのことに関して聞いてくることはなかった
「こんにちは」
いつものようにスタジオに入るとすぐ私に気付いて新くんが笑顔で
「おぉ」
と、言ってくれた
あれから普通に新くんと会話をしたり、ご飯を食べに行ったりしている
今日の仕事の説明を聞き、私も新くんも仕事の顔になる
来年の春に向けての撮影で春らしい格好で撮影となった
春か・・・
冬は寒いせいか人恋しくなる。だから早く春になればいいのに・・・
そんなことを考えながら撮影に励んでいた
この仕事もだいぶ慣れ、前ほど緊張もなくなった
笑えと言われれば笑うし、怒れと言われれば怒る
自分の思う様に表現できるようになっていた
2時間の撮影も終わり
「お疲れさまでした」
みんなに声を掛けスタジオを出ようとした時、
「亜美ちゃん待って!」
「はい?」
田村さんに呼ばれ後ろを見ると・・・
健太と別れたことをみんな知っているのに誰もそのことに関して聞いてくることはなかった
「こんにちは」
いつものようにスタジオに入るとすぐ私に気付いて新くんが笑顔で
「おぉ」
と、言ってくれた
あれから普通に新くんと会話をしたり、ご飯を食べに行ったりしている
今日の仕事の説明を聞き、私も新くんも仕事の顔になる
来年の春に向けての撮影で春らしい格好で撮影となった
春か・・・
冬は寒いせいか人恋しくなる。だから早く春になればいいのに・・・
そんなことを考えながら撮影に励んでいた
この仕事もだいぶ慣れ、前ほど緊張もなくなった
笑えと言われれば笑うし、怒れと言われれば怒る
自分の思う様に表現できるようになっていた
2時間の撮影も終わり
「お疲れさまでした」
みんなに声を掛けスタジオを出ようとした時、
「亜美ちゃん待って!」
「はい?」
田村さんに呼ばれ後ろを見ると・・・