やさしい手のひら・後編
「お疲れさでした」
パチパチパチ
最後の一枚の写真を終わってすぐ、みんなが私に拍手をくれる
「よくやったな」
「頑張ったね」
みんなの言葉に胸が熱くなり、涙が出て来てしまった
「はい、亜美ちゃん」
田村さんが大きな花束を私にくれた
上半身が隠れるぐらいの大きな花束。私の大好きなピンクの花がいっぱい包まれていた
「ありがとうございます」
みんなに囲まれている後ろで新くんが愛おしそうに私を見ていた
「亜美ちゃん。よくここまで頑張ってくれたね」
「小西さん・・・」
「いろいろなことがあったけど、よく挫けないでやれたね」
本当にいろいろあったモデルの仕事だった
「はい」
私は涙を零しながら小西さんの話しを聞いた
「子供達に好かれる先生になるんだよ。そして新くんと仲良くね」
小西さんが優しく言うから余計に涙が止まらなくって・・・
「新くーん、亜美ちゃん泣いてるわよ」
田村さんが後ろにいる新くんを呼ぶと
「わかってますよ」
そう言って私の方へ歩いてくる
「誰ですか。泣かしたの?」
みんなが笑うと
「すごい顔になってるぞ」
「えっ?ほんと?」
「嘘」
「もおー」
じゃれ合う私達を見てみんなが笑っている。こんなに親切にしてくれた人達とお別れをしなくてはならない
「モデルの仕事が恋しくなったらいつでも先生を辞めて来ていいからね」
「ありがとうございます」
田村さんに勧められて始めて、小西さんが私にいつも仕事をくれる。この二人にはいっぱい感謝しなくてはならない
「亜美がお世話になりました」
「ほら、お前も頭下げる」
新くんが私の頭を押さえて下に下げた
「痛いよ」
「あなた達いいコンビね」
田村さんが笑って言った
「コンビですか?」
私が言うと
「あっ、カップルだったわね」
みんなが大笑いする中、私も新くんも可笑しくって笑っていた
私はみんなに見送られてスタジオを後にした
パチパチパチ
最後の一枚の写真を終わってすぐ、みんなが私に拍手をくれる
「よくやったな」
「頑張ったね」
みんなの言葉に胸が熱くなり、涙が出て来てしまった
「はい、亜美ちゃん」
田村さんが大きな花束を私にくれた
上半身が隠れるぐらいの大きな花束。私の大好きなピンクの花がいっぱい包まれていた
「ありがとうございます」
みんなに囲まれている後ろで新くんが愛おしそうに私を見ていた
「亜美ちゃん。よくここまで頑張ってくれたね」
「小西さん・・・」
「いろいろなことがあったけど、よく挫けないでやれたね」
本当にいろいろあったモデルの仕事だった
「はい」
私は涙を零しながら小西さんの話しを聞いた
「子供達に好かれる先生になるんだよ。そして新くんと仲良くね」
小西さんが優しく言うから余計に涙が止まらなくって・・・
「新くーん、亜美ちゃん泣いてるわよ」
田村さんが後ろにいる新くんを呼ぶと
「わかってますよ」
そう言って私の方へ歩いてくる
「誰ですか。泣かしたの?」
みんなが笑うと
「すごい顔になってるぞ」
「えっ?ほんと?」
「嘘」
「もおー」
じゃれ合う私達を見てみんなが笑っている。こんなに親切にしてくれた人達とお別れをしなくてはならない
「モデルの仕事が恋しくなったらいつでも先生を辞めて来ていいからね」
「ありがとうございます」
田村さんに勧められて始めて、小西さんが私にいつも仕事をくれる。この二人にはいっぱい感謝しなくてはならない
「亜美がお世話になりました」
「ほら、お前も頭下げる」
新くんが私の頭を押さえて下に下げた
「痛いよ」
「あなた達いいコンビね」
田村さんが笑って言った
「コンビですか?」
私が言うと
「あっ、カップルだったわね」
みんなが大笑いする中、私も新くんも可笑しくって笑っていた
私はみんなに見送られてスタジオを後にした