やさしい手のひら・後編
「新くんと亜美ちゃん」
廊下で小西さんと田村さんに呼び止められ
「着替えが終わったら事務所に来てくれるかな?」
うん?なんだろう?新くんも不思議そうな顔をしていた
「わかりました」
そう新くんが答え、とりあえず着替えて私と新くんはエレベーターに乗って上に上がり事務所に入った
「ここに座って」
応接室に入り、ソファに座るとすぐに小西さんは口を開いた
「実はね、Blacksから3周年記念パーティーの招待状が届いていて、ぜひ新くんと亜美ちゃんに出席してほしいって来ているんだが・・・」
あっ・・・さっき田村さんが言っていた
「PVの撮影をしているからね、関係者は多分みんな招待されていると思うんだけど・・・どうしても行きたくないなら欠席で出す・・・」
「行きます」
「えっ?」
小西さんが最後までしゃべり終わる前に新くんが返事をしてしまった
「亜美と一緒に出席します」
田村さんもちょっと驚いた顔をしている
「行くということは川崎くんもいるということだよ」
はっきりと小西さんは言った
「構いません。俺らにはもう関係ないんで」
新くんが逞しく見えた。どうしてこんなに強く主張するのかわからないけど、自信に満ちた顔だった
「では出席ということでこっちから連絡しておくよ」
「お願いします」
「ちょっと待って」
田村さんが私を見て
「亜美ちゃんはそれでいいの?」
私は・・・
「私は新くんが行くというなら付いて行きます」
新くんがいるから大丈夫
「そう。それならいいけど」
「4月1日の6時からだからその前にここで着替えてもらうから・・・3時まで来れるかな?」
「亜美ちゃん、衣装は私が用意するからね」
「いいんですか?すいません、お願いします」
「わかりました。3時まで来ます」
廊下に出てから新くんが黙ってしまって・・・
私もなぜか話しかけなかった
廊下で小西さんと田村さんに呼び止められ
「着替えが終わったら事務所に来てくれるかな?」
うん?なんだろう?新くんも不思議そうな顔をしていた
「わかりました」
そう新くんが答え、とりあえず着替えて私と新くんはエレベーターに乗って上に上がり事務所に入った
「ここに座って」
応接室に入り、ソファに座るとすぐに小西さんは口を開いた
「実はね、Blacksから3周年記念パーティーの招待状が届いていて、ぜひ新くんと亜美ちゃんに出席してほしいって来ているんだが・・・」
あっ・・・さっき田村さんが言っていた
「PVの撮影をしているからね、関係者は多分みんな招待されていると思うんだけど・・・どうしても行きたくないなら欠席で出す・・・」
「行きます」
「えっ?」
小西さんが最後までしゃべり終わる前に新くんが返事をしてしまった
「亜美と一緒に出席します」
田村さんもちょっと驚いた顔をしている
「行くということは川崎くんもいるということだよ」
はっきりと小西さんは言った
「構いません。俺らにはもう関係ないんで」
新くんが逞しく見えた。どうしてこんなに強く主張するのかわからないけど、自信に満ちた顔だった
「では出席ということでこっちから連絡しておくよ」
「お願いします」
「ちょっと待って」
田村さんが私を見て
「亜美ちゃんはそれでいいの?」
私は・・・
「私は新くんが行くというなら付いて行きます」
新くんがいるから大丈夫
「そう。それならいいけど」
「4月1日の6時からだからその前にここで着替えてもらうから・・・3時まで来れるかな?」
「亜美ちゃん、衣装は私が用意するからね」
「いいんですか?すいません、お願いします」
「わかりました。3時まで来ます」
廊下に出てから新くんが黙ってしまって・・・
私もなぜか話しかけなかった