やさしい手のひら・後編
「飲んだなら寝る?」
ドキッ
「あ・・・うん」
新くんがビールの空き缶を私の手から取り、テーブルに置いてくれた
「寝よう」
私の手を繋いで寝室へと向う
「お前は寝相悪いから奥に寝れ」
「寝相悪くないもん」
「前、一緒に寝た時、俺を蹴ってたぞ」
「嘘だ」
「嘘」
「ひどーい」
「ベットから落ちないように奥で寝て」
「うん」
だめだ・・私、変に緊張しちゃってる・・・
「おやすみ」
新くんは私に背中を向けてあっちを向いてしまった
その態度に寂しくなる
「新・・・くん」
「あ?どうした?」
「ど、どうしてそっち向く・・・の?私のこと・・・嫌?」
ガサッ
突然私の顔の上に新くんの顔が来た・・・
「はあー。俺がどんな気持ちで抑えてるかわかってねーよな」
と、言ってため息を付いた
「だって背中向けられたら誰だって寂しいよ・・・」
「お前に手出したくないって思ってるから背中向けたのに・・・」
私の乱れた髪を直しながら
「今は・・・まだ亜美を抱けない」
「ど、どうして?」
「なんでだろうな・・・今じゃないような気がするんだ。まっ、俺もいつまで我慢できるかわからないけど」
そう言って私に微笑む
「そんなに腕枕してほしい?」
また意地悪そうな顔でソッと私の首の下に手を忍ばせた
「これでいい?」
「うん」
私は新くんの胸に顔を埋めた。新くんの温もりをいっぱい吸収して、そして安心をもらうために・・・
ドキッ
「あ・・・うん」
新くんがビールの空き缶を私の手から取り、テーブルに置いてくれた
「寝よう」
私の手を繋いで寝室へと向う
「お前は寝相悪いから奥に寝れ」
「寝相悪くないもん」
「前、一緒に寝た時、俺を蹴ってたぞ」
「嘘だ」
「嘘」
「ひどーい」
「ベットから落ちないように奥で寝て」
「うん」
だめだ・・私、変に緊張しちゃってる・・・
「おやすみ」
新くんは私に背中を向けてあっちを向いてしまった
その態度に寂しくなる
「新・・・くん」
「あ?どうした?」
「ど、どうしてそっち向く・・・の?私のこと・・・嫌?」
ガサッ
突然私の顔の上に新くんの顔が来た・・・
「はあー。俺がどんな気持ちで抑えてるかわかってねーよな」
と、言ってため息を付いた
「だって背中向けられたら誰だって寂しいよ・・・」
「お前に手出したくないって思ってるから背中向けたのに・・・」
私の乱れた髪を直しながら
「今は・・・まだ亜美を抱けない」
「ど、どうして?」
「なんでだろうな・・・今じゃないような気がするんだ。まっ、俺もいつまで我慢できるかわからないけど」
そう言って私に微笑む
「そんなに腕枕してほしい?」
また意地悪そうな顔でソッと私の首の下に手を忍ばせた
「これでいい?」
「うん」
私は新くんの胸に顔を埋めた。新くんの温もりをいっぱい吸収して、そして安心をもらうために・・・