ふたり。



「がたっ」と誰も居ないはずの俺の部屋から音がした。






ドアを開けると、幼馴染みの美瑠がいた。






久しぶりに見た幼馴染みは、





ーーーーーー・・・泣いていた。





俺は今日、初めて彼女の涙を見たかもしれない。





そう思うほどに、彼女はいつも笑っていた。
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