光のもとでⅡ
「試合、見にいってもいい?」
「別にかまわない。時間と場所も去年と同じ」
言うと、ツカサはさっさと図書室を出ていってしまった。
「翠葉、司となんかあった?」
嵐子先輩に訊かれて首を傾げる。
「いえ……。でも、なんだか機嫌悪そうでしたよね?」
「いや……悪そうっていうかめっちゃ悪かったと思うんだけど」
「え? そうでしたか?」
「翠葉ちゃん、司の不機嫌に慣れすぎ……」
嵐子先輩と優太先輩に呆れられた。
でも、ツカサの機嫌がいいところなんて見たことがないし、鼻歌を歌うところなど想像すらできない。
嵐子先輩と優太先輩が図書室を出ると、生徒会二年メンバーに囲まれた。
「司の機嫌を左右できるのなんて翠葉くらいだと思うんだけど?」
「別にかまわない。時間と場所も去年と同じ」
言うと、ツカサはさっさと図書室を出ていってしまった。
「翠葉、司となんかあった?」
嵐子先輩に訊かれて首を傾げる。
「いえ……。でも、なんだか機嫌悪そうでしたよね?」
「いや……悪そうっていうかめっちゃ悪かったと思うんだけど」
「え? そうでしたか?」
「翠葉ちゃん、司の不機嫌に慣れすぎ……」
嵐子先輩と優太先輩に呆れられた。
でも、ツカサの機嫌がいいところなんて見たことがないし、鼻歌を歌うところなど想像すらできない。
嵐子先輩と優太先輩が図書室を出ると、生徒会二年メンバーに囲まれた。
「司の機嫌を左右できるのなんて翠葉くらいだと思うんだけど?」