光のもとでⅡ
「鎌田って誰?」
「この手の主で、私の中学の同級生」
「男?」
「うん」
「あぁ、なるほどねぇ……」
 どうしてそこで納得してしまうのだろう。
「翠葉、放っておけばいいわ。単なる嫉妬でしょ」
「嫉妬……? どうして?」
 桃華さんに訊くと、海斗くんが答えてくれる。
「翠葉のことだからそのメールを嬉しそうに見せたんじゃないの?」
「……うん」
「それが面白くなかったんだよ」
「だから、どうして?」
「ほかの男からきたメールで彼女が喜んでたら面白くないんじゃない?」
「そういうものなの……?」
 今度はサザナミくんが口を開いた。
「じゃぁさ、御園生さんが司先輩の立場だったらどう?」
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