光のもとでⅡ
そのメールに目を通し終わった直後、
「一通前のメールは読まずに削除して」という件名のメールが届いた。
「読まずに」と言われても、すでに読んでしまったし、ハナちゃんのすてき情報に加え、真白さんのレシピが載っているメールを削除する気にはならなかった。
球技大会当日、海斗くんに相談を持ちかけると、
「くっ……あいつバカだ。正真正銘のバカだっ!」
海斗くんは、「あはははは」と豪快に笑いながら教室を出ていってしまった。
取り残された私は桃華さんと佐野くん、サザナミくんに視線を向ける。
「これ、ツカサは何を言いたかったんだと思う?」
「放っておけばいいわ……」
呆れた顔でそう口にしたのは桃華さん。佐野くんとサザナミくんは苦笑しながら遠ざかっていった。
「一通前のメールは読まずに削除して」という件名のメールが届いた。
「読まずに」と言われても、すでに読んでしまったし、ハナちゃんのすてき情報に加え、真白さんのレシピが載っているメールを削除する気にはならなかった。
球技大会当日、海斗くんに相談を持ちかけると、
「くっ……あいつバカだ。正真正銘のバカだっ!」
海斗くんは、「あはははは」と豪快に笑いながら教室を出ていってしまった。
取り残された私は桃華さんと佐野くん、サザナミくんに視線を向ける。
「これ、ツカサは何を言いたかったんだと思う?」
「放っておけばいいわ……」
呆れた顔でそう口にしたのは桃華さん。佐野くんとサザナミくんは苦笑しながら遠ざかっていった。