光のもとでⅡ
Side 翠葉 03話
ツカサの態度は数日で元に戻り、以来鎌田くんとのメールには触れずにきた。
私が返信した唯兄取り扱い説明書に対する返信もなければ、ツカサが送ってきた謎の長文メールが話題に挙がることもなかった。
でも、話題に挙がらないからいいや、と自分が思えることはなく……。
どうしてかというならば、その後、私の携帯が鳴るたびにツカサが気にしているように見えたから。
そんな変化には気づいたけれど、私はツカサに直接訊くことができなかった。
ゴールデンウィーク数日前に鎌田くんから連絡があった。
いつもと違ったのは連絡方法。
いつもはメールなのに、このときは電話だったのだ。
「もしもし?」
『あのさ――ゴールデンウィークって何してるっ?』
突然の問いかけに思考が一時停止。
数回の瞬きのあと、慌てて思考を再開させる。
私が返信した唯兄取り扱い説明書に対する返信もなければ、ツカサが送ってきた謎の長文メールが話題に挙がることもなかった。
でも、話題に挙がらないからいいや、と自分が思えることはなく……。
どうしてかというならば、その後、私の携帯が鳴るたびにツカサが気にしているように見えたから。
そんな変化には気づいたけれど、私はツカサに直接訊くことができなかった。
ゴールデンウィーク数日前に鎌田くんから連絡があった。
いつもと違ったのは連絡方法。
いつもはメールなのに、このときは電話だったのだ。
「もしもし?」
『あのさ――ゴールデンウィークって何してるっ?』
突然の問いかけに思考が一時停止。
数回の瞬きのあと、慌てて思考を再開させる。