光のもとでⅡ
どうしてかな……。
ツカサと話しているわけではない。それでも、ツカサの名前を口にするだけで嬉しいと思う。こういう些細なことを感じるたび、ツカサが好きなのだ、と再認識する。
「御園生」
「ん?」
鎌田くんは少し間を置いてから、
「俺、中学のときからずっと御園生のことが好きなんだ」
一息に言われてびっくりする。
去年、ウィステリアデパートで再会したときに話したあれは告白のつもりだった、と紅葉祭のときに言われたけれど、その前――「ずっと」というのは、中学三年のときから今の今までずっと、という意味?
「御園生は今好きな人とか付き合ってる人、いる?」
私はコクリと頷いた。
「それって藤宮くん?」
「……うん」
「そっか……」
ツカサと話しているわけではない。それでも、ツカサの名前を口にするだけで嬉しいと思う。こういう些細なことを感じるたび、ツカサが好きなのだ、と再認識する。
「御園生」
「ん?」
鎌田くんは少し間を置いてから、
「俺、中学のときからずっと御園生のことが好きなんだ」
一息に言われてびっくりする。
去年、ウィステリアデパートで再会したときに話したあれは告白のつもりだった、と紅葉祭のときに言われたけれど、その前――「ずっと」というのは、中学三年のときから今の今までずっと、という意味?
「御園生は今好きな人とか付き合ってる人、いる?」
私はコクリと頷いた。
「それって藤宮くん?」
「……うん」
「そっか……」