光のもとでⅡ
「あのね、私も同じことを言おうと思っていたの。これきりになっちゃうのは嫌で……。もし、鎌田くんが良ければ、今までと同じように友達でいたい」
「……良かった」
鎌田くんはヘナヘナ、とベンチに座り込み、私もその隣に腰を下ろした。
横から鎌田くんの顔を覗き込み、
「……好きになってくれてありがとう。中学のときからずっと気にかけていてくれてありがとう。それから、これからも友達でいてくれるのもありがとう」
鎌田くんの表情が緩んでほっとする。
「なんか変な感じ。去年、デパートで会ったときはすごく緊張して告白したつもりだったんだ」
「……ごめんなさい」
今ならそのときのことも思い出せる。けれども、思い出すことができたとして、「ごめんなさい」以外の言葉は出てこない。
「……良かった」
鎌田くんはヘナヘナ、とベンチに座り込み、私もその隣に腰を下ろした。
横から鎌田くんの顔を覗き込み、
「……好きになってくれてありがとう。中学のときからずっと気にかけていてくれてありがとう。それから、これからも友達でいてくれるのもありがとう」
鎌田くんの表情が緩んでほっとする。
「なんか変な感じ。去年、デパートで会ったときはすごく緊張して告白したつもりだったんだ」
「……ごめんなさい」
今ならそのときのことも思い出せる。けれども、思い出すことができたとして、「ごめんなさい」以外の言葉は出てこない。