光のもとでⅡ
ツカサはいつもと変わらず涼しい顔をしている。私にとってはよく見る表情であり、不機嫌とは思わない表情だけれど、鎌田くんには不機嫌そうに見えたみたい。
「そんな怖い顔しないでよ。俺、御園生に振られたばかりなんだから」
「それはご愁傷様」
鎌田くんはクスリと笑い、
「御園生の彼は手厳しいね」
「うん、基本的には私にも厳しいよ」
誰かに甘いツカサなどツカサらしくない。
「振られちゃったけど、これからも御園生とは友達でいられるみたいだから、できれば藤宮くんもよろしく」
鎌田くんが手を差し出すと、
「よろしくされる道理はない」
ツカサはピシャリと切り捨てた。
こんな対応も平常運転だけれど、普段のツカサを知らない鎌田くんには失礼になる気がする。
「そんな怖い顔しないでよ。俺、御園生に振られたばかりなんだから」
「それはご愁傷様」
鎌田くんはクスリと笑い、
「御園生の彼は手厳しいね」
「うん、基本的には私にも厳しいよ」
誰かに甘いツカサなどツカサらしくない。
「振られちゃったけど、これからも御園生とは友達でいられるみたいだから、できれば藤宮くんもよろしく」
鎌田くんが手を差し出すと、
「よろしくされる道理はない」
ツカサはピシャリと切り捨てた。
こんな対応も平常運転だけれど、普段のツカサを知らない鎌田くんには失礼になる気がする。