光のもとでⅡ
「ツカサ、私はツカサが好きだよ。だから、また鎌田くんに告白されたとしても、同じことを答える」
もう、これ以上に言えることはないと思う。
そこに私の携帯が鳴りだした。
ツカサから携帯が返されディスプレイを見る。と、唯兄からのメールだった。
「運動公園を出る前にメールして」とのこと。私はすぐに「今から帰る」と返信した。
「ツカサ、歩きながら話そう? 唯兄がお昼ご飯を作ってくれているの」
声をかけると、ツカサは私が立つときに手を貸してくれた。
ただ、立つ際に貸してくれただけ。そう思っていたけれど、今も手はつながれたまま。
藤棚を出て小道を歩き始めても解かれることはなかった。
「……土曜日の藤の会、来るの?」
生徒会の仕事以外でツカサから話しかけられたのは久しぶりだった。久しぶりすぎて思わず涙腺が緩む。
もう、これ以上に言えることはないと思う。
そこに私の携帯が鳴りだした。
ツカサから携帯が返されディスプレイを見る。と、唯兄からのメールだった。
「運動公園を出る前にメールして」とのこと。私はすぐに「今から帰る」と返信した。
「ツカサ、歩きながら話そう? 唯兄がお昼ご飯を作ってくれているの」
声をかけると、ツカサは私が立つときに手を貸してくれた。
ただ、立つ際に貸してくれただけ。そう思っていたけれど、今も手はつながれたまま。
藤棚を出て小道を歩き始めても解かれることはなかった。
「……土曜日の藤の会、来るの?」
生徒会の仕事以外でツカサから話しかけられたのは久しぶりだった。久しぶりすぎて思わず涙腺が緩む。