光のもとでⅡ
「友達」とは言っているが、そこに下心はないのか。メールのやり取りを重ねることで気を引こうとしているのではないか。そんなことを勘ぐってしまう。
さらには、どうしたら近況報告で翠が嬉しそうに笑うメール内容になるのかが未だに不明だし、自分がそんなメールを書けるとも思えない。
翠たちはいったいどんなメールのやり取りをしているのか――。
知りたくても素直に知りたいなどとは口が裂けても言えそうにない。
「あのね、私も同じことを言おうと思っていたの。これきりになっちゃうのは嫌で……。もし、鎌田くんが良ければ、今までと同じように友達でいたい」
「……良かった」
翠の言葉には裏も嘘も下心もない。今までと同じように友達でいたい、それだけ。
その素直な気持ちを利用されているのでは、と思うと、鎌田に対する警戒心が強まる。
初めて感じたときから厄介だとは思っていたが、「嫉妬」という感情は思った以上にことさら厄介だ。
さらには、どうしたら近況報告で翠が嬉しそうに笑うメール内容になるのかが未だに不明だし、自分がそんなメールを書けるとも思えない。
翠たちはいったいどんなメールのやり取りをしているのか――。
知りたくても素直に知りたいなどとは口が裂けても言えそうにない。
「あのね、私も同じことを言おうと思っていたの。これきりになっちゃうのは嫌で……。もし、鎌田くんが良ければ、今までと同じように友達でいたい」
「……良かった」
翠の言葉には裏も嘘も下心もない。今までと同じように友達でいたい、それだけ。
その素直な気持ちを利用されているのでは、と思うと、鎌田に対する警戒心が強まる。
初めて感じたときから厄介だとは思っていたが、「嫉妬」という感情は思った以上にことさら厄介だ。