光のもとでⅡ
「藤宮くん、インターハイ進出決定おめでとう」
「……ありがとう」
「そんな怖い顔しないでよ。俺、御園生に振られたばかりなんだから」
「それはご愁傷様」
悪いが、こんな顔がデフォルトだ。別に機嫌が悪いからこの顔なわけじゃない。
「御園生の彼は手厳しいね」
「うん、基本的には私にも厳しいよ」
鎌田と翠は顔を見合わせてクスクスと笑い合う。その様がひどく仲のいい関係に見えてイラつく。
「振られちゃったけど、これからも御園生とは友達でいられるみたいだから、できれば藤宮くんもよろしく」
鎌田は握手を求めてきたが、
「よろしくされる道理はない」
「ツカサ、鎌田くんも藤宮の医学部受けるんだって。ツカサと同じだよ?」
「だから?」
答えた直後、翠が申し訳なさそうな視線を鎌田に向けた。
「……ありがとう」
「そんな怖い顔しないでよ。俺、御園生に振られたばかりなんだから」
「それはご愁傷様」
悪いが、こんな顔がデフォルトだ。別に機嫌が悪いからこの顔なわけじゃない。
「御園生の彼は手厳しいね」
「うん、基本的には私にも厳しいよ」
鎌田と翠は顔を見合わせてクスクスと笑い合う。その様がひどく仲のいい関係に見えてイラつく。
「振られちゃったけど、これからも御園生とは友達でいられるみたいだから、できれば藤宮くんもよろしく」
鎌田は握手を求めてきたが、
「よろしくされる道理はない」
「ツカサ、鎌田くんも藤宮の医学部受けるんだって。ツカサと同じだよ?」
「だから?」
答えた直後、翠が申し訳なさそうな視線を鎌田に向けた。