光のもとでⅡ
電話を切ると、
「お年賀くらいは用意して送るべきだろうな……」
あんちゃんはノートパソコンを起動させ、ネットショッピングを漁り始める。それを見て、
「……あんちゃん、それ、俺が手配してもいいかな?」
「え? 別にかまわないけど……」
俺って人間は自分の動かし方をよぉく心得ていると思う。どう動いたら人に良く思われるか――そんなことは考えずとも行動できる。
身体も頭も勝手に動く。でも、そこに俺の心が付随していたかは謎……。
こういうの、心が伴ってないと意味はないと思う。でも、心が伴わなくても手配はできるんだよね。
俺は碧さんと零樹さんにご両親が何を好むのかを聞き、リサーチを開始した。
どうやら両家ともにお酒を嗜むと聞いたので、ふたりに傾向を尋ねたうえで対策を練ってみた。
「お年賀くらいは用意して送るべきだろうな……」
あんちゃんはノートパソコンを起動させ、ネットショッピングを漁り始める。それを見て、
「……あんちゃん、それ、俺が手配してもいいかな?」
「え? 別にかまわないけど……」
俺って人間は自分の動かし方をよぉく心得ていると思う。どう動いたら人に良く思われるか――そんなことは考えずとも行動できる。
身体も頭も勝手に動く。でも、そこに俺の心が付随していたかは謎……。
こういうの、心が伴ってないと意味はないと思う。でも、心が伴わなくても手配はできるんだよね。
俺は碧さんと零樹さんにご両親が何を好むのかを聞き、リサーチを開始した。
どうやら両家ともにお酒を嗜むと聞いたので、ふたりに傾向を尋ねたうえで対策を練ってみた。